国士舘大学の取り組み

“命の教育救急版”を学校に広めよう

国士舘大学では、これまでの数年間ですでに5000人を超える学校の生徒、児童または教職員に心肺蘇生法を指導してまいりました。

小中学校生徒に対して一人一人が心肺蘇生法を体験するため個人用蘇生人形や個人用AEDなどの開発にたずさわってきました。これらのCPR-AED学習教材を配布し、授業で使用すると効率よい講習が可能です。とくに授業時間のみならず、帰宅途中の「設置されているAEDを調べる」事や、蘇生人形を持ち帰り、「家族や友人に学んだ内容を教える」ことを夏休みの宿題とすることで家族へ生徒が逆に心肺蘇生法を教えることもできます。くり返し視聴することで子どもは視覚的にCPRの流れを理解できます。

そして学校内で実施した後に、さらには生徒にくり返してCPRの実技を行うことで確実にCPRの知識は高まってきます。
授業が終わってからも2~3ヶ月ごとにビデオの視聴による知識をより確実なものとしたり、実技のみを45分程度でくり返すことで子どもたちの知識は確実なものとなります。とくに2~3人でロールプレイを行う「救命チーム」をつくり、チーム対抗でシナリオトレーニングをすることで人と協力して何を成すという「協調」を学ぶよい機会となります。

CPRってどうやるの?まず生徒たちは保健体育の授業において、教材に入っているDVDを見ながらCPRとAEDを学びました。しかし、多くの国士舘大学スポーツ医科学科の救急救命士の卵たちのていねいな指導により正しい方法を学び少しずつ身につけていきました。

そして、希望者にこのキットを自宅へ持ち帰り、同じくDVDを見ながら今度は家族の方がトレーニングを行いました。

その後に続々と集まってきた感想文には「人の命の大切さがわかった」「家族で“いのち”について話す機会を持てた」「真剣に教えてくれる子供の姿が頼もしく見えた」「胸骨圧迫は大変だった、でも人を助ける事はもっと重要」や「人の命の重さを理解できた」などの嬉しい言葉を多く述べられていました。CPR-AEDを共に学ぶことを通じて、その方法だけではなく、命の大切さについて家族と話し合う貴重な機会を創出することができたと記されています。

中学生より授業を受けた感想(PDFファイル:141KB)

この「命の教育救急版」プロジェクトは、生徒がCPRとAEDを学び・教えるという事を通じて、救命率の向上だけではなく、こころの教育という面も期待できるものであり、pushプロジェクトともリンクして全国への普及が期待されます。

教育実習研究授業レポート(PDFファイル:150KB)

小中高BLS講習会 報告レポート